夢乃時こと夢楽 楽夢楽見楽の現実逃避。

嫁補正が強い馬鹿が書くものです。 基本短篇話を不定期に更新します

マリンブルーの。

 

後5%は夢と希望 触れることなど、できない。

 

 

海に落ちる。
私の今も、前も、愛しいあの子も。
雪が一面に広がる私の世界に私は消えていく。
静かに終われるんだったら、それで。

でも、永遠に触れる事なんて。

触れる事なんて、できない。

 

どれだけ恋しくても、離れられなくても、

私は私ではなくなる。

 

自我は消滅し、やがて無へと還る。

 

会えなくても、その時に。

 

私がちょっと、早すぎただけ。

 

やだな、だなんて言ってももう遅い。

 

口すら動かないし、私の細胞は全て動かなくなった。

 

二度と声が届かなくても、それでも

 

あなたに届け。